老舗レストランの立ち飲みに魅了される
2019.06.12 | ローカル酒場たまたま女子が集まった時に、一人行動はなかなかしない、という女子がいました。
もはや人を誘う方が億劫になっている自分と、対局にいます。
それでも唯一「ここだけは行ける」というお決まりの立ち飲み屋が一軒だけあるという。
逆に気になるじゃありませんか。なんでそこだけは行けるのか。
札幌駅の5番出口地下1階。
早速やって来ました、その名も「おたる三幸」でございます。
地下からの目印はダイコクドラックです。
人気の名店のようですね!アクセスも良いし、18時頃でもうお客さんがそこそこいます。
私の中の立ち飲み屋というと、狭めの空間でわいのわいのするイメージでしたが、ここはとても広いです。
店のあらゆる壁にテーブルがくっついています。大きめテーブルやボックス席風テーブルもあり、基本的に全部立ち飲み。いろんな人数に対応できる融通効きまくりの立ち飲み屋さんです。
お好きなところへどうぞと言われてちょっと戸惑いつつ、なんとなく厨房前のカウンターらしいカウンターに決めます。
入って最初の感想、「店員さん、みんな若いなー」
女の子スタッフがみんな学生さんに見えてしまう。
リーダーと思われる男性スタッフも若い。
馴染めるかな、と思いましたが、お客さんはおじさんおばさん中心でホッとする。だよねー!
すぐドリンクを聞かれるのでとりあえずハイボールを頼む。
思ったよりフードメニューが多くて迷う。
18時までのほろ酔いセットが魅力的でした。780円!
ちょいと過ぎてから来店したことが悔やまれます。
いろんなセットがあります。どれも魅力的なんだけど、お初でどのくらい居続けるか読めず、ひとまず単品。
料理はおでん、軽い刺身、揚げ物などに加えて、小樽の名物らしいあんかけ焼きそばや、ジンギスカンもあり、お腹いっぱいにもなれそう。
道産の地酒を揃えていて、観光客に良さそうですね。焼酎は道産はじゃがいも焼酎あり。
出張ビジネスマンの0次会や飲んだ後の締めでも良い感じ。
小樽って言ってるし、お刺身食べます。
今日のオススメメニュー「鰹のタタキ」
鰹のタタキ、生姜がおろしではなくみじん。
雑かと思いきや、これがなかなか良かったです。
うちでもみじんにしてみよう。
女性人気No. 1の「いぶりがっことクリームチーズ重ね盛り」
「重ね盛り」の言葉にミルフィーユを想像してしまったため、来たものが想像と違いました。
そんなに重ねたら大変だもんね。それにしても皿が長い。味は安定です。
これでしばらくまずは1杯を楽しめます。
すっかり「少しずつオーダー」ができるようになりました。
ここでは会話する感じはなく、黙々と各自楽しむ感じです。
カウンターは長いので、隣と言えるお客さんは今はだいぶ遠くにいます。
カバンを肩にかけたまま、ビールを飲んでいます。
カバンを置く箱がテーブルごとにちゃんとあるのですが、きっとそんなことも気にならないほど、ラフに飲んでいるのでしょう。
私もついスマホを片手に持ってしまいますが、気兼ねもまたないので、いいかな、という雰囲気。
なんとなく若い店員さんにそわそわしてしまい、一杯で帰ろうかな〜と思っていたのですが、リーダー的な若い男子はよくお客さんを見てるのか、常連がくるといつも飲んでるドリンクを把握している様子。
「黒ビールでいいですか」とか、「今日は一人なんですね」とか言ってます。
さらに若い女子バイトには、シフトについて気遣う会話も漏れ聞こえ、悪くない気分になる。
最初、ちゃらいな〜とか思ってごめんな!
ちょうどいい頃合いで2杯目も聞きに来てくれたので、もう1杯。
メニューでちょっと気になっていたバリキングというお酒にチャレンジ。
お兄さんに「バリキングって何ですか?」と尋ねてみると、生姜とかハーブのお酒だと言う。
よく見ると目の前にボトルがあった。
生姜、高麗人参、山椒入り。やだわ、元気になっちゃうかも。
限りなくハイボールに近いが、よりさっぱりとしていて、何という程の味もしない。
遠くの方にかすかに生姜がいるような、いないような。そんな1バリキです。
味のいらないわたしには結構いい。
2バリキにすると、味がハッキリするのでしょう。気になる。
お酒のつまみにもう1品。
迷うのが面倒なので女性人気で攻めることにしました。
女性人気No.3の大根の天ぷらをオーダー。
ちなみにNo.2はカキとブロッコリーのガーリックバター炒めでした。
なんとなくガーリック回避。
大根の天ぷら、なにこれ。ジューシーで美味しいんですけど。
てっきりおでんの残りの大根を天ぷらにしてるのかと思ってたのに、期待をいい感じに裏切られました。
そしてこのさっぱりした塩味が、味のあまりしないバリキング(1バリキ)に合います。
このマッチングに不思議かな、中毒性を感じてしまいました。
今日の自分、ベストオーダー!
小樽に本店があり、テレビ塔とかゴルフ場とかいろんなところに何店舗かありました。
立ち飲みはここだけで、他のお店は料理がメインのレストランでした。
なぜここだけ立ち飲みにすることにしたのでしょう。気になりますね。
一人行動しない派の彼女がつい来てしまう気持ちが、十分わかりました。
やっぱ面白いなー、立ち飲み酒場。
また来てしまう気がしてなりません、おたる三幸。
次はバリキングの2バリキ。