山わさびの楽園
2019.09.30 | ちょいと入門ランチタイムが終わり、ディナータイムが始まる前。
飲食店さんが一時店を閉める時間。
この時間帯にお腹が空いてしまうことがままあります。
そんな時はどうしますか?
若い頃はそんなの関係ないファストフード店に行ったりしていたように思うのですが、すっかり立派なヒトリノミストへと成長した私は。
昼から通し営業をしている居酒屋などを探します。
そんなわけで、札幌駅8番出口直結の「立ち呑みパラダイス」にお邪魔します。
先客なしの完全1人です。
平日のおやつ時にパラダイスで一杯やろうという仲間は今日はいませんでした。
貸切状態なので席は1番を選んでみます。
最初にクラフトビールのメニューが目に入り、まずは常陸野ネストビールのホワイトエールから。
カウンター以外の席もすべて立ち飲みスタイルです。
結構な人数、グループ、大丈夫な立ち飲み屋さん。
壁にはメニューがたくさん貼ってあって、親しみやすい居酒屋の空気が流れています。
ノーチャージのようなので、ひとまずたたききゅうりで始めます。
しゃきしゃきだし、ごま油の風味が生きていてなかなか美味しいたたききゅうりです。
そろそろ秋らしく温かい食べ物をアテにしたい。
もつ煮込みを頼む気満々でしたが品切れ。
おっふ。
とっさに慌てて焼鳥にします。
三笠地鶏のもつ串、鳥精肉、ささみ山わさびです。
つい最近同じものを食べた気がする。あれは美唄もつ鳥。
これは三笠。微妙に違うか。
オーダーを済ませてから、ちょい飲みセットのメニュー発見してしまいました。
がびーん。
14:00〜17:00とは、まさに今ではなかったか。
串カツミニセット魅力的でした。惜しい。
ちなみにオープンから14:00まではランチメニューのおそばがあるようです。
ところで、ささみにたっぷりと乗った山わさび、めちゃくちゃ辛い。
擦りたてなことがよくわかる、ツンとくるどころではないビリビリ鼻が痛くなる新鮮な辛さです。
ダメだ、このままではダメだ!
醤油漬けにしてしばし辛味が落ち着くまで置こう。
先にもつ串などを食べつつ、少し甘めのドリンクにしよう。
メニューで目についたパラダイス(五加皮)ハイボールが何なのか聞いてみる。
五加皮って書いてあるから、それが入っているのだろうと予測はつくが、五加皮てなんなんでしょうか。
ウコギだそうで、あとは朝鮮人参とか中国の薬膳ぽいお酒との事で、オーダー。
紹興酒好きだし、色似てたし、きっと好きだろう!
なぜこのお酒で割るハイボールを店の名を冠したパラダイスハイボールと名付けたのだろう。
店主が好きなのかな。
強すぎない香辛料感。バリキングに似てる。とりあえず好き。
ネットで調べてみると中国語で読むと五加皮酒は「ウーカーピーチュー」でした。
ピカチュウみたいでかわいい。
店員さんと話す感じでもなく、なんとなく暇なもんで、つらつらとどうでもよい事を考えてこの贅沢な時間を楽しんでいます。
五加皮のハイボールはやや甘くて山わさびによかった。
気を良くして、こりもせず、しめ鯖とガリの山わさび和えを頼みます。
ダントツ人気No.1は食べておかないと!
これがまた、悶絶する辛さでした。
鼻から汗が吹き出して、鼻水も止まりません。
おろしたての新鮮な山わさびに、さらにガリ。ベリーホット。
みんなこれがクセになるんでしょう。
もう、無言で冷や汗をかきながら、ただただ黙々と食べました。
こんな時は仲間がいるといいね。
しびれすぎて優しいそうめんとかそんなものが無性に食べたくなってしまい、そっと店を後にしました。
今度は夜に友達と来て、賑わっているひとときとツンッツンの山わさびを共有したいと思います。
そして、同じビルにごまそば八雲を発見し直行。
締めそばして帰ろう。
新そばだしね。多分。
そば屋は飲む飲まないに関わらず、1人で入りやすい。
男女問わずお1人様がコンスタントにやってきます。
女性のひとり客はここに案内する、という席に暗黙のグループわけがある様子。
店側の配慮が感じられます。
こちらにもちょい呑みセットがありました。
よさげです!!
わたしは冷やしたぬきで口の中を鎮静して、もうとにかくお腹がいっぱいです。
そば屋で一人呑みもいずれやりたいな。
何が良いって、締めにそばが食べられるし、そば湯でホッと締められる。
秋冬の一人飲みには、おでん屋かそば屋かな。
定休日:無休
TEL:050-5589-6483
住所:北海道札幌市中央区北4条西4丁目1 札幌国際ビルB1
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