寿司と共に目も回り出したら要注意。
2018.08.29 | ローカル酒場金曜日、早めに仕事のめどがついたので、一人飲みを楽しもうと大通へ。
なんだか地下鉄に人が多い。
通り過ぎたATMには長蛇の列。
あ、世の中は給料日の金曜の夜でしたか。
やばい、飲食店が混み出すぞ。
幸いまだ17時過ぎ、まだ早めの時間。
一人だしサクッと飲めるはずだ。
が、しかし。
狙っていたお店が営業時間になってものれんを出していない。
しばらく待ってみたけど、開く様子もなく、どんどんビジネスマンが通りに増えだす。
あまりわいわいと忙しい時間帯に居酒屋に一人飲みに行くのもな〜と思い、一旦酒のことを忘れて、本屋などで用事を足すことに。
気づけば19時も過ぎ、小腹が空いてきた。
気分は海のもの。もうこうなったら宴会ニーズのない回転寿司で一杯やろう。
今回お邪魔したのは、
回転寿司 遊ぎり寿し
でございます。
「ネタ新鮮」という電光掲示板と、ドアに大きく書かれた100円の文字がそそる。
あと2階の看板がすごくでかい。
すすきの36号線沿いで寿司というと「すしざんまい」や「ぱさーる」が人気ですが、私はだんぜん「遊ぎり」派です。
いつもいいだけ飲んで食べた帰りに〆で寄るので、ろくに食べられず飲めず、正直そんなに味は覚えていません。
朝4時まで営業してるので、私のような客も多いかもしれない。
今日は1軒目から行くからお寿司とお酒をしっかり楽しむぞ。
独特の静かな空気がそこにある。年配の店主、お母さんで切り盛りしてる、渋いお店です。
目の前に店主の気配はあれど、カウンターの上の棚が邪魔をして、目などはほぼ合いません。
誰の視線も感じることなく黙々と一人で楽しめるのです。
そのかわり、最初のオーダーはちょっと声を張る。
でもぜったい反応してくれるのでご安心を。
さて、まずはこれらで始めるよ。ハイボールとサバとさんま。青いの。
すすきのなので回転寿司でもビール、日本酒だけでなくハイボールや酎ハイなどいろいろあります。
シードルなんてかわいいものもありました。
そしてここの良いところは、小鉢や刺身もあるのです。
小鉢では、よくたちポンや牡蠣酢を頼むのですが、時期もありどっちも今日はなし。
お酒の進みそうなイカ明太の小鉢を頼みました。
うん、これはお酒が進む色してる。
日本酒は定番メニュー以外にも、300ml瓶で何種類かあり、名前で「人気一」という純米吟醸をオーダー。
福島のお酒で「ニンキイチ」と読む。なんとなく、自分の名字に似てたから。
実は持ってきてくれてから300mlの瓶で来ることに気づきました。
ぬるめの冷酒は体にじんわーり染み込んで行きます。
友達とつぎ合うとどれだけ飲んだかわからなくなるほど飲めてしまう日本酒ですが、一人で私、飲みきれるかしら。
ここからは日本酒の進み具合を見ながら、アテを追加していくというチャレンジ企画になっていきます。
1皿ずつ頼むことになんの気兼ねもいらないところが回転寿司のいいところ!
日本酒のアテには外せない、かに味噌。
かに味噌は小鉢でもあったらいいのに。
大人になるにつれ、どんどんかに味噌が好きになって行きます。なぜでしょうか。
まだ酒があるので、好奇心100%で頼んだ「ごまづけ」
なんとなく想像していた通りのものが来た。
まぐろをごま油で漬けた軍艦。これはこれで美味しい。
更にもうひと小鉢も追加して、なんとか終わりが見えてきました。
たくさん飲む人には瓶でオーダーは、お得だしオススメ。
嗜む程度でよい人は定番メニューにある日本酒をお願いしましょう。
きっとグラスなりおちょこなりで来るはず・・・。
さぁ、寿司屋の〆といえば、汁物。
1軒目にして思いがけず酔いが回ったので、もう汁をすすって家に帰ろう。
個人的なド定番、岩のりの味噌汁。
ふぅ〜、落ち着く。
そうだ、落ち着け。
落ち着いて帰れよ、自分。
今回改めて気づいたことがあります。
一人飲み初心者でもなければ、達人でもない、常連さんの話題にもしれっと入れる。しかし、自分のキャパに見合ったオーダーができていない。
食べすぎる、飲みすぎる。最近の悩みです。
サクッと飲むつもりが、気づけば2時間に迫る勢いで居座っていました。
時間と寿しネタがゆっくりと流れる回転寿司で一杯、いかがですか。