
地元民も大好き、みんなのふる里
2018.12.17 | ローカル酒場いつの間にか真冬になった札幌。とにかく寒いです。
12月に入って忘年会シーズンも真っ只中。
私のようなフリーランスには、大人数のオフィシャルな忘年会の予定はほぼございません。
ただただ、今日も一人でゆっくり飲める酒場へ参ります。
おじさま方のオアシス、「ふる里札幌総本店」ののれんをくぐります。
何度も訪れたことのあるお店ですが、カウンターで誰かが一人で飲んでる姿はあまり見たことがなかったので、思い切って入ってみました。
開店して程なく入ったので、テーブル席に先客はいたものの、カウンターは一番乗り。
入った瞬間、笑顔のかあさんが私をカウンターの真ん中の席に案内してくれました。
かあさんの笑顔で一気に温まる私の心。来て良かった。
ハイボールでスタート。お通しは切り干し大根。セリで直接仕入れてくるという新鮮でリーズナブルなお刺身が揃うので、だいたい日替わりメニューから選んじゃいます。
刺身の一番最初に書いてある「ウマズラハギ」を注文。
特にお気に入りの魚というわけではありませんが、肝付といわれたら頼まずにはいられません。
右手前にある丸いやつが肝。
これをちょっと醤油と和えて、刺身につけて食べるのです。
目をつぶって口の中に集中します。
至福のとき。
実感をしながら、味わう。
これが私の中のヒュッゲ。
ヒュッゲが何かはネットで検索してみてください。簡単に言えば心を豊かにする一時です。
淡白な白身の歯ごたえと肝が口の中でじわ〜っと私を幸せにしてくれる。
肝しょうゆで食べるウマズラハギ、最高。
あぁ、これ大事に食べよう。
刺身の薬味でついてくる山わさびも醤油漬けとして立派なおつまみになっちゃうよ。
居酒屋のド定番・枝豆。
居酒屋1人飲みでサラダは多い。そんなときは枝豆なのです。
枝豆をわざわざ頼む気にならないですか?
枝豆はつまみ界のチェイサーですよ。
つまみを追加するかどうかを考えるつなぎに枝豆は活躍するのです。(個人差あります)
温かい枝豆が出てくることも多いけど、ふる里の枝豆は冷え冷えでした。
目の前に冷たいものしかありません。
ふと気づく。
つまみが冷たいならば、お酒を温かいものにすればいいじゃないか。
熱燗、入りまーす。お供にカニミソも追加。
勢いでしめ鯖も頼んじゃいました。
日本酒は八海山。
立派な病院の院長さんが「八海山はオールマイティ」と言っていた。
それ以来、迷ったら八海山です。
18時が近くなってくると徐々に仕事を終えた者たちが参戦してきます。
私の目の前にはもう十分なつまみがあるのでヨユーです。
平日にそれは無理という方も、ぜひ週末にでもやってみてほしい。
早い時間のふる里のカウンター、いいですよ。17時オープンですよ。
18:10。
続々とカウンター仲間現る。
一人で飲みにきた男性。椅子を1つ挟んで隣に着席。
まずメニュー見ずにビール。
おつまみは何にするのかな〜と耳を澄ませば。
真タチを、ポン酢と天ぷらの両方頼む。
ハイコレステロールメンズ。いいね!
続いてカウンターに来たのはビジネスマン2人組。
こちらは事前に電話してきた模様。
ちなみに、みなだいたい予約してくる人気店です。
常連と思われる父さんもカウンターに登場。
コートを脱ぎながら一杯目をオーダーする。仕事が早い。
重鎮感がすごい。ふる里で。
どんどん、カウンターもテーブル席も賑わっていき、18時半にはほぼ満席。
カウンターに隙があるのでは、というのは甘かった。私は17時台に入れたのが手堅かったようです。
やはり、18時以降は一本電話が賢いでしょう。
次なる目標は、カウンターで一人鍋。
今日はふる里鍋、カキ鍋の二択でした。
こりゃ迷うね。