旬の話題に乗ろうと、5月末にオープンしたばかりの新店舗「ぎょうざ北大陸」にやって来ました。

場所はすすきのの繁華街を抜け、だいぶはずれの方にあります。
マンションの奥にひっそりとただずんでいて、手前の看板を見逃すと一生見つけられないように思います。
目印は焼肉のトトリです。道路を挟んで真向かいの奥の奥にあります。
下の写真の右の端にかすかに明かりが見えると思いますが、そこがお店です。

しかし、木曜日の19時過ぎ。賑わってます。
カウンターには先客が3組。イス残り2席。結構ギリな滑り込みでした。
テーブル席も3つあり、私が入ってすぐ埋まりました。
ちなみに100%女子です。
この空間に男子は餃子担当のスタッフ1名のみ。
ホールは女性が1名。
店員さん忙しそう。
はずれにあるのにすごいなぁ。

注文はメニューの横についているオーダー表に赤鉛筆でチェックを入れます。
こういうの嫌いじゃありません。

ただね〜こちらは1人飲み。一気に頼まないのよ。
もったいないけど「ビール」「餃子全部のせ7個」だけチェックを入れて店員さんにお渡しする。
なんかすいません。

ここは道産のこだわりのお肉を使ったハンバーグが人気の「ノースコンチネント」の新業態です。
ハンバーク屋さんは宮の森と大通の2店舗。
どちらもたまに行きますが、大通店は週末いつもいっぱいの人気店。
お客層はノースコンチネントが好きな女性たち、という印象です。

さて、餃子と言えばビール！
小瓶はSAPPORO黒ラベル。渋いね。好き。
最初、店員さんが注いでくれる。
ちょっと嬉しいかも。

お通しは鶏皮ぽんず。柚子胡椒が効いてます。
店員さんが忙しそうでなかなかお通しが出てこず、空きっ腹にビールですでに酔っ払ってます。

うーん、餃子も時間かかるだろうし、さっと出そうなつまみを頼んでおけばよかったか。
心の中で唸っているうちに、餃子到着。やや待ちましたが。

全部乗せ7個セットです。

皿に薬味や具の説明をプリントしている緻密さには脱帽ですね。ブレないぞという信念を感じます。
タレは醤油とごまだれの2種類。テーブルにはレモン汁らしきものがあります。
薬味も2種類あるし、組み合わせで楽しめそうですね。

全部乗せは、左から鶏、鹿、豚×2、牛。
小鉢に入っている水餃子は鮭、ホタテ。
1個ずつ食べてみられるのはいいよね。

じゃがいもを40％使った「いももち皮」らしいのですが、正直そこまでわかりませんでした！
もちもちしてて美味しいよ！
餃子の餡が1つ1つ具材の組み合わせなど考えられていて中身がとにかく美味しい。さすがハンバーグ屋ですね。

胡麻ダレがうまい。香辛料が効いていて、これは、もしかしたら、五香粉ではないかな。
思わず店員さんに質問。

正解でした！嬉しい！

五香粉とは八角やシナモンなどをブレンドした香辛料です。S&Bとかでも売っていて、私も愛用してます。
角煮を作る時に入れると、独特の風味がついて美味しい。
中国ではスタンダードで、そのご家庭ごとにオリジナルの五香粉があるのだと聞いたことがあります。
完全に余談ですが、ぜひ味わってみてほしい、ということです。

餃子は素材の味もしっかりして、正直タレはなくてもいいなと思いました。
もったいないので付け合わせでついてくる浅漬けサラダにつけて食べました。
このタレで食べられるバンバンジー的なつまみとかあったらいいなぁ。

冷めたらアカンと急ぎ足で餃子7個食べ、ビールも終わり。
ちょっとオーダーも落ち着いて来て、店員さんとの会話もぽつぽつできるようになってきたのでもう少し居座ることにします。

濃い果実サワーのレモンをいただきます。
凍らせた果実と、フレッシュなレモンの酸っぱさががつんときます。濃いっちゃ濃い。
どう濃いのかなーと思っていたら、仕込みしてる様子を垣間見ることができました。
ジュースに直接炭酸ガスを入れて炭酸ジュースを作ってました。要するに「炭酸水で割る」ということをしていないので「濃い」のだそうです。
なるほどー。パイナップルとか美味しそうだな！

つまみには、一品料理の中でひときわ未知の響きを持つ「鹿肉モルタデッラ」を注文。
店員さんが鹿肉のハムみたいなものだと言うので即決。
鹿好きとしては食べてみたいわけです。

うん、美味しい。
香辛料や豆？ナッツ？などがブレンドされていて臭みなし。
ときどき鹿肉の塊を感じる。そこがソフトな鹿ジャーキーって感じで特に美味しい。

ワイン好きならば、ワインがオススメですね。
グラスワインが赤・白共に930円一択と、なかなかのお値段で驚きました。
店のメニューで2番目に高い。こだわりの美味いワインなのだそうです。
頼んでる人結構いましたね。
ちなみにメニューには書いてませんが、ボトルのワインもあるらしいです。
たくさん飲む方はスタッフにご相談されてみてはいかがでしょ。

周りのテーブルをチラ見すると、餃子とご飯を食べてる女子多し。
オプションでご飯を頼むと、みそ汁と肉みそがつきます。

魅力的ではあるけど、それ餃子定食じゃん！

お水を頼む声も聞こえ。
酒場として使ってる人が少ない日だったようです。
私は気にせず酒場気分ですが。

15：30〜25：30と営業時間も早めから遅めまで。
深夜にはちょい飲みセットもあるようなので、締めにもうちょっと食べたいなとなった時に小腹を満たせて良いかもしれません。
お弁当やお持ち帰り餃子も始める予定とか。
これからが楽しみですね。

大衆的なイメージの餃子ではありますが、ここは「育ちの良い上品な餃子」ではないでしょうか。

中華料理屋の普通の餃子を思い浮かべて食べに来てはいけません。
「北大陸の餃子」を食べたいと思って来て下さい。（あくまで個人的な見解です。）

今日はおなかいっぱいになってしまったので退散！
気になるメニューがまだあるので、また2軒目にでも訪れたいと思います。