飾らなさが魅力・鳥のきんちゃん

2020.02.10 | ローカル酒場

こんな人に読んでもらいたい

大通駅周辺で焼き鳥片手に1人飲みしたい方に。親しみやすい店主で女性の1人飲みにもオススメです。

隣町に住む姉から、札幌に買い物に行きたいがコロナウィルスは大丈夫か?どんな状況か?と怯えた問い合わせが来ました。
いつもは賑わう繁華街に人影なく・・・みたいな、閑散とした異様な雰囲気を想像しているのでしょうか。
普通だよ、と伝えました。

妹はさして気にせず雪まつり期間中も一人でふらふら飲み歩いてます。
気になっていたあの店に行くんだ。

大通駅すぐ。
古めかしいビルの二階にある「鳥のきんちゃん」にお邪魔します。

同じ「きんちゃん」としては、一度は行かねばなるまいと思っていたお店。
しかし何度かタイミング悪くフラれていて、今回は念のため電話してから訪問します。

「はい、きんちゃんです」
私はさすがにそんな風に電話に出られない。ちょっと羨ましい。
これから1人で行きたいんですけど、と言うと。
「今日は全然でね〜大丈夫ですよ〜」という明らかにいい人そうな口調のきんちゃん。
早く会いたい、きんちゃん。

もう小走りで店へと向かいます。

店に入ると、お電話の方ですか、と言われ、はい!と答えると、カウンターの真ん中に案内されます。
そっとお箸を置いて、席を決めておいてくれるスマートなきんちゃん。
カウンター1本だけのお店ですが、端っこに2席ほどのおまけがついていて、テーブル席と言えなくもない。
だんだんと増えていったっぽさが、だいぶいい感じです。

今年はコロナウィルスの影響で雪まつり期間でも人がいないですねぇ〜などとちょっとした挨拶的な会話をしながら、まずはビールをお願いする。
お通しは2種類から選ぶスタイルで、今日はごぼうのきんぴらと鳥もつ煮。

私はもつ煮をもぐもぐ食べながらビール。
お通しのボリュームがあるので、串ものをまずはオーダーして待つことにしよう。

店主のきんちゃんは風邪気味で今日は遅めに開けたそうだ。
目の前のホワイトボードに「6回目の子年」と書いてあります。
おお、御年72歳!
無理しないで!!
ちょうど入れて良かったです!

店主のきんちゃんは多分テレビっ子。
店内についているTVではマツコと有吉のかりそめ天国がやっていて、面白かったら結構なボリュームで笑います。自然体。
マツコ・デラックスはやっぱり面白いよね〜とか言いながら、WきんちゃんでしばらくTV見ながら笑う。
実家みたいな空間だ。父と娘だ。
どうしようもなく落ち着く。

焼き鳥が来ました。
店主オリジナルご当地焼きというメニューから3つチョイス。
右から室蘭焼のたれ、岩見沢焼のもつ串、北見の牛サガリ串。
室蘭焼鳥やもつ串、どっちも好きなご当地焼鳥だけど、どっちもいっぺんに頼めるお店って案外ないかも。
1本から焼いてくれるのでいろんな串を選べて嬉しい。

タレと塩の間を区切るキャベツがまたいい。
タレをつけながら一緒に食べると美味です。
サガリが柔らかくて、個人的な1番でした。

焼き鳥にかじりついていると、常連さんらしき女性が1人やってきました。
この後、私にもちょうど連絡が来て連れが増え、さらに電話して来た2人組も来店し、程よく賑わいました。
私の連れは別の場所で飲んでいて、2軒目として合流。
焼き鳥を食べてきたと言う。
なんてこったい!

つまみを頼む。きんちゃん自家製のイカ沖漬け。
実はこれ、焼き鳥と一緒に頼んだのですが、なかなか来なかったので忘れちゃったかなーと思ってました。
勝手に諦めてごめんね!!
自家製と聞くと食べたくなる、イカ塩辛と沖漬け。
日本酒が飲みたくなるけど、体調を考えてここは割りものに。

久しぶりの、バリキングーーーーー!!
この見た目じゃわかりませんか、バリキングですよ。
生姜とか植物エキスがほんのり香り、甘くない。2杯目にぴったりなバリキングですよ。

連れにも勧めましたが、口に合わないようでした。
好き嫌いってあるよね。

締めはアゲ納豆。
1人飲みから2人になったのをいいことに、ボリュームありそうなものを頼みました。
1人の良さ、複数人の良さ、それぞれを堪能できる夜です。2軒目で合流っていいね!

テーブルの前に置いてある新聞の切り抜きを読むと、今年で44年を迎える老舗でした。
鳥のきんちゃんは店主の名前が潔(きよし)さんで、やはりきんちゃんというニックネームから命名したそうです。
客のきんちゃん: 「きよし」で「きんちゃん」って呼ばれるんですね!
鳥のきんちゃん: そうなんですよ〜、そちらはどんな「きん」ですか?
しばし盛り上がりを見せたきんちゃんトークでした。
他人からはどうでもいい、自分には重要な話もしっかりできて満足。
今日のところはお開きにします。

お会計をお願いした後にやってくるサービスのデザート。
先に帰った常連さんがお会計の時にも出してたから、私にもあるのではと薄々待っていた。
バレンタインが近いからチョコレートのムースなのだそうです。
デザート担当は奥さん。新聞の切り抜きに書いてありました。
母さんが作った味がしました。
ここ私の実家じゃないよね。

名物きんちゃん煮込や自家製の漬物も魅力的だったけど、今日は食べられませんでした。
「きんちゃん」の大先輩の店なので、1人でも、誰かを誘っても、定期的に訪れなければと思います。

鳥のきんちゃん
営業時間:[月~金] 17:00~23:00 [土] 17:00~22:00
定休日:日曜日・祝日
TEL:011-241-8051
住所:北海道札幌市中央区南一条西4-7-2 4丁目会館 2F
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編集担当きんちゃん。年々酒が体に入っていかなくなって来たが、酒場の雰囲気とつまみが大好き。