かあさんが恋しくなったらここだね
2018.11.29 | ローカル酒場友人から西18丁目駅にいるからご飯でも、と誘われて地下鉄駅付近を店を探してうろうろ徘徊。
この時期、もうノープランで歩きながら店を探してはいけません。寒くて何も考えられなくなります。
目に入った赤い大きな看板に、ただただ引き寄せられていきました。
今回お邪魔したのは、「三船大通店」でございます。
おじさんも一人、引き寄せられてますね。
三船といえば、美唄焼き鳥。美唄焼き鳥といえば、モツ串!
焼き鳥で温まろう、思いがけず、ナイスチョイス!
小上がり、イス席、カウンターと、いろいろな席があります。
お客さんはほとんどが仕事帰りのビジネスマン御一行。
カウンターには女性が一人。しっぽりと飲んでます。
いい。
このなんとも言えない昭和の雰囲気、一人でもいい。
思いがけず、近所に一人飲みにいい場所を見つけました。
まずビール。お通しはモツ煮。鳥のモツがたっぷりで、甘めの優しい味です。
もちろん頼む、モツ串。その奥、しいたけ。鶏モツは部位がいろいろあって串ごとに違う部位が刺さってたりするので、だいたいたくさん頼んでいろいろ楽しめるようにします。
美唄で美唄焼き鳥を食べた時、隣の老夫婦が「モツ串10本、とり串10本、ビール2つ」と潔い頼み方をしていた。
美唄焼き鳥とはそういうものなのだ、と学びました。
ここ三船大通店はサイドメニューも豊富なのでさすがにモツ串10本!とは言えず。
ホワイトボードメニューなんかもあり、そして全体的に良心価格でついついいろいろ頼みたくなります。
自家製って書いてあるとつい頼んじゃう、〆サバ。山わさびが薬味ってステキ。
観光客じゃなくても食べる、焼きじゃが。しかも+100円で塩辛セット。フライドポテトか焼きじゃがか。道産子だし家でも食べるけど、ついあると頼んでしまうものだと思う。いも自体すごく美味しかった。品種は書いていなかったけど、黄色くて少しねっとりとした食感、これは「とうや」ではないだろうか。今度とうや買ってみよう。
スタッフさんオススメのたこ入りあげかま。これも美味しかったです。
ホールにいるスタッフはみなおかあさんのよう。それがものすごく居心地をよくしています。
今日がたまたまなのかもしれないけれど、平日の西18丁目ながら賑わっていました。
きっとこの雰囲気の良さで常連も多いことでしょう。
私もその一人になりたい。
奥のトイレに向かう途中、晩酌セットなる一人飲み向けのメニューのPOPを発見。
お通し、モツ串2つ、枝豆とお酒。私が頼みそうなものたち。次、これだな。
密かに燻製用グリルが置いてあるのも発見。
メニューにスモーク3点盛りって書いてあったけど、もしかして自家製かしら。
それもいいなー。
日本酒メニューも豊富。飲み放題はクラシックやスパークリングワインもついてます。20代前半、大人ぶって蕎麦屋で飲んだ、純米吟醸「くどき上手」がある。案外高い酒だったのか。そういえばその頃にすでに一人飲みデビューしていたじゃないか。「一人飲み」という言葉も今ほど一般的じゃなかった頃なので、すっかり忘れていました。
気取って平静を装い、ふらっふらになりながら帰る。頑張るところがなんかズレてるの、そんな昔からだったか。
今は無理しない。締めはダブルカルピス。
左は私のカルピスサワー。右は友達のカルピス。オーダーとして紛らわしいやつ。
今度はモツ串と日本酒を嗜みたいと思います。体調と相談して。