すすきのでお酒片手にボートレース
2019.04.17 | ちょいと入門すすきので一人でもふらっと寄れるバーがあったのですが、大幅にリニューアルして2月から立ち飲み屋になりました。
おばんさいメニューも増え、つまみがないと飲めない私には朗報です。
イスがなくなった代わりに、おにぎり登場。
バーオオスケから、北海道おにぎりが売りの「立ち呑み処 大助」に。
場所はすすきのらしさがギュッと濃厚に詰まったサイバーシティビルの1階。
ここは前からボートレースのアンテナショップになっていて、店内の大きなモニターにはその日の出走表やオッズ、レースの中継などが常時流れていて、お酒片手にスマホで投票している人もちらほら見かけます。今度からはおにぎり片手に投票もできる。5Fにあるららつーのショータイムが始まるまで一杯やっていくという人もたまにいます。客層はガヤガヤした感じよりもしみじみ飲む大人な印象で、落ち着くんです。ノーチャージも嬉しい。
さて、今日はちょい呑みほろ酔いセットにしてみよう。おばんざい3品もいいけど、なんとなくお酒が2杯というのはお得だな、とちょい呑みセットBにしました。
まずはビール。一口フライングしましたが。
おばんざいはほうれん草のゴマ和え。
北海道でも旬が始まった立派なアスパラが置いてあったので、センスはさておき季節感が出せた。
とはいえ、つまみがきっと足りないので、ここにすぐ赤ウィンナーを足す。
焼いて出してくれます。
来慣れているからか、一気に頼まずここではちょびちょび行ける。
先客はパチプロだったこともあるらしい、二人組のサラリーマン。
類に漏れず、モニターに映し出された出走表を見ながらスマホで投票しています。
いいなぁ。
何を隠そう、今年の目標の1つがインターネット投票のギャンブルデビュー。
年に1回だけ仲間と中央競馬場に行くのが恒例なのだが、だいたい芝生に転がって気分よく酔っ払って勝てないどころか馬券を買い逃しがちなので券売機まで走らなくていいインターネット投票に憧れてきたのです。
ギャンブルリーマン(と名付けた)が1000円を賭け、「これ当たったら100倍」と言う言葉に、スタッフ&私、どよめく。
当たったら10万円!
ギャンブル歴も長そうで、さっきまで比較的しっぽり飲んでいたのにパチンコ・スロット、競馬、競輪などギャンブルの話となると饒舌になり始め、100万単位の話も飛び出して思わず会話に混ざってしまった。
1週間の流れがギャンブルと共にあるらしい。
今日は出張で来てるそうで、どこにお住まいの方かは存じませんが、今はスーツに身を包んで出張へも行き、競馬の勝敗を父の様子で察してくれる暖かい家族もいて、賭け事と上手く付き合っている方なのだろう。
私は上手く付き合えるだろうか。
ギャンブル本格デビュー、一旦保留。
「10万円当たったらここおごりますよ」と言ってくれたけど、残念ながら外れ、大人しく帰って行かれました。
2杯目のビールを飲みながら、まだ週はじめの静かな店内で、締めのおにぎりでも食べようかしら。
魚が美味しい大助グループのお店なので、おにぎりの具もなかなか高級な海鮮を揃えてる。
手堅く「カマ身」をチョイス。鮭も好き。なんとなくすぐ食べたくて握ってあるおにぎりに手を出しました。
頼むと基本的には握りたてを出してくれるからご飯ほかほかの海苔パリパリですよ。
今日の私は海苔しっとり気分。
気づけば今日のレースは終わったようで、ボートに関係していると思われる番組に変わっていました。野球なんかも観れたりします。なんとなく見流していられる空気感。
ふらっとやって来たおじさんは、お目当てのスタッフが今日はお休みだとわかり、1杯だけ飲んで名も名乗らず、「来たって言っておいて」と言って帰って行った。
ドラマかな。
それ伝えて、わかるかな。
ここが入りやすいのはきっと小さい店ながら程よい距離感、きちんとした心配り、それらを感じられるからだ。
出張中のビジネスマンや、単身赴任中のお父さんとか、そういう方が多いのも納得。
ただいまって言いたくなるんだな。
壁には女子にもおっさんにも人気の田中圭くんもいる。